※ピルは必ず医師による受診を受けてから服用するようにしましょう。

ピルの基礎知識

ピルのもらい方は?ピルを処方してもらうにはどうすれば良いの?

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ピルをもらうためには、病院へ行き、医師に処方箋をもらわなければいけません。

また、処方してもらう際には医師から安全にピルを服用するための説明があるので、しっかりと確認して、不安な点があれば必ず相談しましょう。

ここでは、これからピルを飲み始める方に向けてピルのもらい方を1から説明します。

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Contents

ピルのもらい方:病院は何科を受診すればいい?

ピルは、病院であればどこでも処方してもらえるわけではありません。ピルをもらいたい場合は、婦人科か産婦人科の診療科がある病院・クリニックを受診しましょう。

レディースクリニックと書かれている場合も、婦人科や産婦人科の診察を行っています。

クリニックは病院と比べて病床の数が少なく、身近な診療を中心に行うため、ピルの処方だけを希望する場合はより通いやすいでしょう。

ピルは通販でも購入することが出来ます。

近くにピル外来がある場合

お近くの婦人科やレディースクリニックに、ピル外来やピル専門外来がある場合は、その医療機関を選ぶのが理想的です。

ピル外来は婦人科の中でもピルの処方に特化しているため、高い専門知識を持ったスタッフが在籍しているケースが多く、より安全に服用することができます。

また、扱っているピルの種類が多いのもピル外来を受診するメリットです。

ピルにはさまざまな種類があり、体質によって合う・合わないといった問題が起こることがあります。このようなときに、ピル外来なら専門性の高いスタッフによって、より自分に適したピルを処方してもらうことができます。

ピルをもらうには内診が必要?

婦人科の受診というと、内診の有無が気になる女性も多いことでしょう。しかし基本的には、ピルをもらうのに内診を受ける必要はありません。

ただし、婦人科系の検査や性感染症検査を一度も受けたことがない場合は、ピルを飲み始める前に内診を受けることを推奨する医療機関は少なくありません。

そのことを踏まえ、自分で内診を受けた方が良いと判断した場合は、初診の際に申告するようにしましょう。

また、過去に婦人科系の病気の診断を受けた場合や、不正出血がある方、生理の悩みがある方(過多月経、月経困難症など)は、医師の判断で内診を受けることになる可能性があります。

ピルを処方してもらうには、どんな検査を受けるの?

ピルをもらうために婦人科や産婦人科を受診した場合、受診前に問診表やアンケート用紙の記入を行います。

医療機関によっては公式サイトから問診票をダウンロードできるようになっているので、事前に記入したものを持参すると、時間の短縮ができます。その後、問診と本格的な検査に入ります。

ピルをもらうときに聞かれること

ピルをもらうときには、年齢や健康状態、生活習慣、そしてピルを服用する目的について聞かれます。

喫煙習慣がある女性がピルを服用すると血栓症のリスクが上がるため、事前に禁煙するように言われるケースもあります。

また、前兆がある片頭痛がある場合は慎重に服用しても良いか判断する必要があるため、より細かく健康について聞かれます。

このほか、40歳以上の女性や肥満気味の方、持病のある方なども、問診で多くの確認が必要となります。

ピルをもらうために受ける検査

ピルを処方してもらうために受ける検査は、医療機関によって異なります。そのため、クリニックによっては検査がないというケースもあります。しかし、これは少数派です。

多くの医療機関では、次の3つの検査を実施します。

  • 体重測定
  • 血圧測定
  • 採血

体重測定を行うのは、肥満の女性はピルの服用によって血栓症のリスクが高まるため、慎重に判断する必要があるためです。

高血圧の女性によるピルの服用は禁じられており、万が一服用したら健康を大きく損なうおそれがあることから、血圧測定を実施します。

そして採血は、血栓症になりやすい体質であるかなどを確かめるために行います。

このように、いずれも重篤な副作用を避けるために必要なものなので、検査を実施しているクリニックを選ぶのが賢明です。クリニックによっては、より細かな検査を実施することもあります。

ピルをもらうタイミングは?

ピルを服用する主な目的は避妊ですが、中には生理日を遅らせたり早めたりすることを目的とする女性もいることでしょう。それぞれの目的によって受診のタイミングが異なるので注意が必要です。

避妊目的の場合

避妊目的でピルを飲む場合、生理が始まって5日以内に服用を開始するのが理想的とされているので、それまでに余裕をもって婦人科を受診しましょう。

万が一、内診を受ける可能性も考慮すると、生理前に受診するのが望ましいです。

避妊目的でピルを日常的に服用すると、生理周期が安定するようになるため、生理の悩みを解消するためにピルを飲みたい場合も、このタイミングを参考に受診しましょう。

生理日をずらす場合

生理を遅らせたい場合は、生理予定日の5日前からピルを飲む必要があるので、それまでに婦人科を受診しましょう。その後、生理を避けたい最終日までピルを服用することになります。

生理を早めたい場合は、生理の5日目までに受診してください。その後、医師の指導に従って必要な日数分のピルを服用することとなります。

海外旅行や出張など、早い段階で予定が分かっていて生理日をずらしたい場合は、上記のタイミングにこだわらず、少しでも早めに受診すると良いでしょう。

特に1か月ほど余裕をもって受診をすると、ピルの服用にも余裕が持てるのでおすすめです。