エストロゲンを含まないミニピルのセラゼッタをご存知ですか?ピルは卵胞ホルモンであるエストロゲンを含むものが多いですよね。
しかし、このセラゼッタはエストロゲンを保有しないミニピルとして今注目されています。
ここではセラゼッタの特徴とメリットをご紹介します。
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セラゼッタの特徴
セラゼッタはオルガノン社が開発した第三世代・一相性の避妊薬です。
セラゼッタの有効成分は下記のとおりです。
デソゲストレル 0.075mg
セラゼッタは合成黄体ホルモンだけを含み卵胞ホルモンは含んでいません。
このように黄体ホルモンのみで女性ホルモンを含まないピルのことをミニピルと呼びます。
セラゼッタのようにエストロゲンなどの卵胞ホルモンを含まないピルにはたくさんのメリットがあります。
しかし残念ながら、現在このようなミニピルは日本では未承認となっているようです。
服用方法は?
セラゼッタは1シートに28錠入っており、1日1錠を決まった時間に服用する必要があります。
すべての錠剤に同じ量の黄体ホルモンが入っていますので、飲み間違いの心配はありません。
休薬期間はなく、28錠が終われば次のシートの服用をスタートすることになります。他のピルのように偽薬を飲む期間や休薬期間がないため飲み忘れを防ぐことができますね。
セラゼッタのメリット
セラゼッタの一番のメリットはエストロゲンを含んでいないことです。
血栓症の心配がある方、高血圧や授乳中、35歳以上の喫煙者の方などはエストロゲンの使用が理由でピルの服用が不可能といわれていました。
しかし、セラゼッタはエストロゲンを含有していないので、エストロゲンの使用が適さない方もピルを服用することができます。
エストロゲンを含有するピルに抵抗があった方にもおすすめです。
そして低用量ピルは吐き気や頭痛などの副作用も発生しやすいといわれていますが、ミニピルはその副作用も軽減されるといわれています。
避妊効果もある上、副作用も軽減されるのはかなりのメリットですよね。
セラゼッタは飲み忘れに注意が特に必要
セラゼッタはエストロゲンを含まないため、毎日決まった時間の服用が必須になります。
予定の服用時間から12時間あいてしまうと避妊効果がなくなってしまうといわれています。
さらに3時間服用のタイミングがずれるだけで避妊効果が薄まってくるといわれているので、避妊目的の方は注意が必要です。
飲み会がある日や旅行などのときは服用時間がずれやすいので、アラームのセット等で忘れないようにする工夫が必要ですね。
また、心配なときは服用とあわせて避妊することを忘れないようにしましょう。
セラゼッタを手に入れる方法
セラゼッタは日本では未承認のため、国内では購入することが出来ません。
個人輸入で販売されていることもありますが、個人輸入は危ないのでおすすめ出来ません。
国内でピルを処方してもらうにはレディースクリニック等、ピルを処方してもらえるクリニックを探して受診するようにしましょう!
まとめ
セラゼッタはエストロゲンを含有しないため、メリットの大きいミニピルということがわかりました。
エストロゲンに抵抗があった方やエストロゲンの服用ができなかった方でもピルを使えることは嬉しいですよね。
副作用も軽減されるので身体への負担も少なく、これまで使用していたピルで身体への影響があった方でも安心して使用することができそうです。
セラゼッタの効果が気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。