経口避妊薬(ピル)にはさまざまな種類がありますが、あまり知られていないものとして「ダイアン」が挙げられます。
トリキュラーやアンジュ、マーベロンといった種類は日本でもよく処方されていますが、ダイアンはあまり聞きなれないかもしれません。
参考:公益社団法人 日本産婦人科学会
【https://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/jigyo/JYOSEI/PILL/pill_hanbai.html】
しかし、日本の婦人科でもダイアンが処方され始めています。
参考:四ツ谷レディスクリニック
【https://yotsuya-lc.com/pill/pill_type01/】
では、ダイアンという経口避妊薬はどのような特徴を持っているのか、どんな方に合っているのかを見てみましょう。
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ダイアン35とはどんな経口避妊薬なの?
「ダイアン35」という名前で販売されている経口避妊薬ダイアンは、ドイツに本社を構えるBayer(バイエル)社が製造しているピルのひとつ。
ドイツだけでなく日本でも100年以上の歴史がある製薬会社で、日本に初めてバイエルの薬が輸入されたのは1886年のことでした。
参照:バイエル
【https://www.bayer.jp/ja/about/bayer-in-japan/message/】
日本で処方されている経口避妊薬はさまざまな種類がありますが、ダイアンを含む多くの経口避妊薬はオンラインショップでも気軽に購入できるようになりました。
では、どのような方にダイアンがおすすめなのでしょうか?
ダイアンの成分は?安全性は大丈夫?
ダイアンに含まれているおもな成分はこちら。
- 酢酸シプロテロン
- エチニルエストラジオール
酢酸シプロテロンは男性ホルモンのはたらきを抑える、抗アンドロゲン剤のひとつ。
つまり、男性ホルモンが作られるのを邪魔する役割があります。
もうひとつのエチニルエストラジオールは、ピルに広く使われている成分で、更年期障害や婦人科疾患の治療にもよく使われる成分です。
これらの成分が含まれているダイアンを服用すると、妊娠中と同じようなホルモンバランスにすることができるため、避妊効果が得られるという仕組みに。
酢酸シプロテロンは抗アンドロゲン剤としてすでに医療現場で利用されており、エチニルエストラジオールはすでに多くのピルで使われている成分なので、安心して服用できます。
副作用が少ないと評判のダイアン
服用する種類によっては吐き気や眠気、だるさや胃もたれなどさまざまな副作用を起こすピル。
しかし、ダイアンはこの副作用が比較的起こりにくいといいます。
ただ、どのピルなら確実に副作用が少ない・身体に合うということは、体調や体質の関係もあり、服用してみないとわかりません。
ですから、ストレスなく確実に避妊効果を得たり月経リズムを整えたりするためにも、より自分に合ったピルを探すことをおすすめします。
ダイアンで月経管理も肌荒れも解決!
他のピルを服用していたけれど、副作用がつらくて飲むのを止めてしまったという方。
副作用が怖くてなかなかピルに手を出せないという方。
さまざまなピルの中でも比較的副作用が少ないという「ダイアン35」は、排卵をセーブして避妊を実現できる経口避妊薬です。
一部では、ニキビなどの肌荒れを抑える効果もあるとされています。
ダイアン35を服用して月経リズムや体調管理をしながら、男性ホルモンのはたらきを抑えてきれいな肌を手に入れてみてはいかがでしょうか。