トリキュラーで生理を早める飲み方と遅くする飲み方を紹介！

避妊や生理痛の緩和に使われることが多いピルですが、生理を早める・遅くするといった、生理日の移動にも使うことができるのをご存知でしょうか。

ただし、ピルにはさまざまな種類があるため、種類に応じた服用をしなければ、生理日を移動することはできません。

また、生理を早めたいのか、遅くしたいのかといった目的によってもピルの飲み方は変わってきます。

ここでは、トリキュラーで生理を早める場合の飲み方について説明します。

トリキュラーとは

トリキュラーは、卵胞ホルモンに「エチニルエストラジオール」、黄体ホルモンに「レボノルゲストレル」が含まれるピルです。卵胞ホルモンの量が少ないため、低用量ピルに属します。

低用量ピルには、これら女性ホルモンの量が変動しない1相性ピルと3段階に変動する3相性ピルがあります。トリキュラーは、後者の3相性ピルです。

女性ホルモン量の変動が使用者にも分かりやすいよう、トリキュラーの実薬は3つの色に分けられています。

この色の違いは、生理を早める際にとても重要になるので覚えておきましょう。

さらに、トリキュラーには実薬のみのトリキュラー21と成分を含まないプラセボ錠がついたトリキュラー28があります。トリキュラー28の場合は、上記3色の糖衣錠のほかにやや大きめサイズの白色糖衣錠が7つ入っています。

トリキュラーで1～7日生理を早める場合

トリキュラーで生理を早める場合、1日～7日間早めたいのか、それ以上に早めたいのかによって飲み方が異なります。まずは、生理を1日～7日間早める場合の飲み方を説明しましょう。

このケースでは、生理を早めた日数分だけ黄色の糖衣錠を飲む回数を減らすのが基本です。

たとえば生理を1日早める場合、シートに「20」と書かれた黄色のトリキュラーまで服用して、21と書かれているものは服用せずに休薬期間に入ります。ほかの日数でも同様です。

今後、誤って服用しないように不要な黄色のトリキュラーは廃棄しましょう。

黄色のトリキュラーを飲むのを止めて休薬期間に入ったら、これまでと同じリズムで生理が始まります。

たとえば、休薬期間2日目から生理が始まっている人は、黄色のトリキュラーを1錠減らして休薬期間に入っても同じように2日後に休薬期間に入ります。

休薬後を終えたら、通常通り次のシートのトリキュラーを飲み始めてください。

トリキュラーで8日以上生理を早める場合

生理を8日間以上早める場合も、黄色のトリキュラーを8錠減らすという基本的な飲み方は変わりません。ただし、この場合トータルすると実薬の服用が13錠以下となります。

その際は休薬期間を設けず、すぐに次のシートの服用を開始してください。

誤って前のシートの黄色い錠剤を飲んだり、プラセボ錠を飲んだりしないよう、不要なものは必ずすぐに破棄しましょう。

トリキュラーで生理を早めるときの注意点

トリキュラーで生理を早める場合、通常よりも錠剤が減るペースが早くなるため、余裕をもってクリニックで新しいシートを処方してもらうことが大切です。

また、トリキュラーで生理を早めることができるのは通常から服用している方に限られます。

これまではピルを服用していなかったけれど生理を早めたいという方は中用量ピルを服用する必要があり、飲み方も異なるので注意しましょう。