※ピルは必ず医師による受診を受けてから服用するようにしましょう。
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ピルの豆知識

超低用量ピルと低用量ピルの違いは?

【超低用量ピル vs 低用量ピル】違いを徹底比較!あなたに合うのはどっち?

「ピルって、副作用が強そう…」「太ったり、がんになったりするって本当?」

ピルに対して、いまだにこのようなネガティブなイメージをお持ちの方も少なくないかもしれません。しかし、そのイメージの多くは、ホルモン量が多かった「中用量ピル」が主流だった、一昔前の話です。

現代のピルは、ホルモン量を最小限に抑えた「低用量ピル」と、さらに少ない「超低用量ピル」が主流。これらは、女性を悩ませる様々な月経トラブルを解決し、QOL(生活の質)を劇的に向上させるための、非常に有効で安全な選択肢として、多くの女性に選ばれています。

とはいえ、いざ処方してもらう段階になると、「低用量と超低用量、何が違うの?」「私にはどっちが合っているの?」と、新たな疑問が生まれることでしょう。

この記事では、産婦人科医の監修のもと、この2種類のピルの違いを、あらゆる角度から徹底的に比較・解説します。

  • ホルモン量の違いがもたらす、効果と副作用のバランス
  • 避妊?それとも治療?目的によって変わる選択と費用(保険適用)
  • 【最重要】避妊効果に関する決定的な違いと注意点
  • 生理の回数をコントロールできる?新しい飲み方「連続服用」とは

この記事を読み終える頃には、あなたはもう2つのピルの間で迷うことはありません。それぞれの特徴を深く理解し、ご自身の目的とライフスタイルに合った「ベストな選択」をするための、確かな知識が身についているはずです。

【早見表】超低用量ピル vs 低用量ピル 決定的な4つの違い

まず、両者の違いを4つの重要なポイントで比較してみましょう。この全体像を掴むだけで、理解度がぐっと深まります。

超低用量ピル 低用量ピル
① エストロゲン量 より少ない (30μg未満) 少ない (30μg~40μg未満)
② 主な目的と費用 治療目的 (LEP)
月経困難症、子宮内膜症
保険適用
避妊目的 (OC)
+生理痛、PMS、ニキビ改善など
自費診療
③ 副作用の傾向 頭痛・吐き気などの副作用がより少ない傾向。ただし、不正出血は起こりやすい。 超低用量よりは副作用が出やすいが、それでも軽微。種類によって不正出血が少ないものも。
④ 飲み方 24日服用+4日休薬が基本。
連続服用(生理回数を減らす)も可能。
21日服用+7日休薬が基本。

一見すると、「ホルモン量が少なくて副作用も少ないなら、超低用量ピル一択なのでは?」と感じるかもしれません。しかし、そこには「目的」と「費用」という大きな違いが関わってきます。一つずつ、詳しく見ていきましょう。

違い①【ホルモン量】エストロゲンの量がもたらす、副作用の差

両者を分ける最も基本的な定義が、含まれる卵胞ホルモン(エストロゲン)の量です。

  • 低用量ピル:エストロゲン量が1錠あたり30μg〜40μg未満
  • 超低用量ピル:エストロゲン量が1錠あたり30μg未満(主に20μg)

ピルの飲み始めに起こりやすい吐き気、頭痛、むくみ、乳房の張りといった副作用(マイナートラブル)は、このエストロゲンに起因することが多いとされています。そのため、エストロゲン量がより少ない超低用量ピルの方が、これらの副作用が起こる頻度や程度が低い傾向にあります。

特に、日本で最初に承認された超低用量ピル「ヤーズ」に含まれる黄体ホルモン「ドロスピレノン」は、体内で作られる自然な黄体ホルモンに近い構造をしています。そのため、体が馴染みやすく、副作用が出にくいと考えられているのです。

【医師からのアドバイス】副作用が心配な方へ
ピルの副作用が心配で、なかなか一歩を踏み出せない、という方にとっては、超低用量ピルは非常に良い選択肢になります。ただし、副作用の出方には大きな個人差があり、「低用量ピルだから必ず副作用が出る」というわけではありません。また、超低用量ピルはホルモン量が少ない分、低用量ピルに比べて「不正出血」が起こりやすいという側面もあります。どちらも一長一短があることを理解しておきましょう。

違い②【目的と費用】OCとLEP、保険適用と自費の大きな壁

ここが、両者を選ぶ上で最も重要かつ複雑なポイントです。日本では、ピルが処方される「目的」によって、保険が使えるかどうかが決まります。

低用量ピル = 主に「避妊」目的のOC(自費診療)

低用量ピルは、主に「避妊」を目的とする場合に処方されます。これはOC (Oral Contraceptives) と呼ばれ、病気の治療ではないため、健康保険が適用されない「自費診療」となります。

  • 費用:1シートあたり 2,500円~3,500円程度 + 診察料
  • 副効用:もちろん、避妊だけでなく、生理痛の緩和、PMSの改善、ニキビの改善といった嬉しい副効用も期待できます。

超低用量ピル = 主に「治療」目的のLEP(保険適用)

一方、超低用量ピルは、主に「月経困難症」「子宮内膜症」といった病気の「治療」を目的とする場合に処方されます。これはLEP (Low dose Estrogen Progestin) と呼ばれ、治療行為であるため、健康保険が適用されます。

  • 費用:保険適用(3割負担)で、1シートあたり 700円~2,500円程度 + 診察料

【セルフチェック】私って「月経困難症」?
保険適用になるかどうかの鍵は、医師に「月経困難症」と診断されるかです。以下のような症状に悩んでいれば、その可能性が高いと言えます。診察時に具体的に伝えましょう。

  • □ 生理痛がひどく、毎月、市販の鎮痛剤が手放せない
  • □ 生理中、腹痛や腰痛で仕事や学校を休むことがある
  • □ 生理に伴い、吐き気、頭痛、下痢、気分の落ち込みなどがひどい
  • □ 年々、生理痛が重くなっている気がする

これらの症状により、日常生活に支障が出ている状態が「月経困難症」です。

違い③【避妊効果】知っておくべき、最も重要なルールの違い

「どちらもピルなんだから、避妊効果は同じでしょ?」――これは、非常によくある、そして最も危険な誤解です。

【最重要】超低用量ピルは、日本では「避妊目的」での使用が承認されていません。

超低用量ピルも、低用量ピルと同様に排卵を抑制する作用があるため、結果的に高い避妊効果が得られると考えられています。しかし、日本の公的な制度上、「避妊」を目的として処方することはできないルールになっています。

したがって、あなたの第一目的が「避妊」である場合は、低用量ピル(OC)を選択する必要があります。

もし、月経困難症の治療として超低用量ピル(LEP)を服用中に、避妊効果も期待したい場合は、その旨を医師に伝え、正しい知識(飲み忘れ時のリスクなど)について指導を受ける必要があります。

違い④【飲み方】28日周期と、生理回数を減らせる「連続服用」

服用サイクルにも違いがあり、ライフスタイルの選択にも関わってきます。

低用量ピル:基本は「28日周期」

多くの低用量ピルは、21日間実薬を服用し、7日間休薬する(または偽薬を飲む)という28日周期が基本です。この7日間の休薬期間中に、消退出血(生理のような出血)が起こります。

超低用量ピル:休薬期間が短い&「連続服用」という選択肢

超低用量ピル(ヤーズなど)は、24日間実薬を服用し、4日間休薬するというサイクルが基本です。休薬期間が短い分、ホルモンの変動が少なく、休薬期間中に起こりがちな頭痛などの不調が軽減されるメリットがあります。

さらに、超低用量ピルの一種である「ヤーズフレックス」では、「連続服用(フレキシブル投与)」という、より自由な飲み方が可能です。

新しい飲み方「連続服用」とは?
最長120日間、毎日実薬を飲み続けることができる服用方法です。服用中は生理(消退出血)が起こりません。途中で3日間連続して出血があった場合、または120日間飲み終えた時点で、4日間休薬し、生理を起こします。
【メリット】
・年間の生理の回数を13回から3〜4回に減らせる
・生理に伴う痛みや不快感、PMSから解放される期間が長くなる
・大事なイベント(試験、旅行、スポーツの大会など)に生理が重なるのを確実に避けられる

「毎月の生理がわずらわしい」「生理前の不調に悩まされる期間を少しでも減らしたい」という方にとって、この連続服用は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

オンライン診療でピルを始めるなら|賢いクリニックの選び方

「私には保険適用の超低用量ピルが合っていそう」「避妊が目的なので、低用量ピルから始めたい」

ご自身の方向性が見えてきたら、次はクリニック選びです。そして、忙しい現代の女性にとって、オンライン診療は非常に有力な選択肢となります。

オンライン診療なら、自宅にいながら医師の診察を受け、あなたに合ったピルを処方してもらえます。しかし、クリニックによって、保険診療(LEP)に対応しているか、取り扱っているピルの種類、料金体系などは様々です。

【クリニック選びのチェックポイント】

  • 保険診療に対応しているか?:月経困難症の治療として超低用量ピルを希望する場合は、必須の確認項目です。
  • 取り扱いピルの種類は豊富か?:あなたの希望するピル(例:ヤーズフレックス、マーベロンのジェネリックなど)を取り扱っているか確認しましょう。
  • 料金体系は明確か?:診察料、薬代、送料など、総額でいくらかかるのかが分かりやすく提示されているクリニックを選びましょう。

どのクリニックを選べばよいか迷ったら、当サイトの比較ランキングが役立ちます。各クリニックの特徴や料金、利用者の口コミなどを比較し、あなたに最適なパートナーを見つけてください。

保険診療対応クリニックも掲載!オンラインピル処方ランキングへ

まとめ:あなたの目的は?優先順位を決めて、最適なピルを選ぼう

超低用量ピルと低用量ピル、それぞれの違いと特徴、ご理解いただけたでしょうか。

最後に、どちらを選ぶべきか、あなたの目的別にまとめてみましょう。

▼こんなあなたは「超低用量ピル(LEP)」がおすすめ

  • □ とにかく生理痛やPMSが重く、治療として改善したい
  • 費用を抑えたい(保険適用で)
  • □ ピルの副作用(特に吐き気や頭痛)が心配
  • 生理の回数を減らして、もっと快適に過ごしたい

▼こんなあなたは「低用量ピル(OC)」がおすすめ

  • 避妊が第一の目的である
  • □ 生理痛やPMSも改善したいが、治療というほどではない
  • ニキビや肌荒れも一緒に改善したい(第3世代など)
  • □ 不正出血がなるべく起こりにくい方がいい(第2世代など)

どちらのピルも、女性のQOLを向上させる素晴らしい薬です。大切なのは、それぞれの特性を正しく理解し、ご自身の優先順位と照らし合わせて、納得のいく選択をすること。そして、その選択をサポートしてくれるのが、専門家である医師の存在です。

この記事で得た知識を武器に、ぜひ信頼できる医師に相談し、あなたらしい、快適な毎日への第一歩を踏み出してください。