アフターピルのオンライン処方は怪しい?安全なサービスの見分け方5つ
アフターピルのオンライン処方は怪しい?安全なクリニックの見分け方【2026年最新】
この記事は医療情報を提供するものであり、医師の診断・治療に代わるものではありません。緊急避妊が必要な場合は、速やかに医療機関またはオンライン診療を受診してください。
「アフターピルをオンラインで買うのって、なんか怪しくない?」
「ネットで薬を買って、偽物が届いたらどうしよう…」
緊急避妊が必要な状況で、オンライン診療を検討しているけれど不安を感じている方は少なくありません。
結論からお伝えすると、正規のオンライン診療であれば、病院での対面処方と同等の安全性でアフターピルを入手できます。
ただし、「個人輸入」「海外通販」「SNSでの購入」は全くの別物であり、こちらは絶対に利用してはいけません。
この記事では、危険な入手方法と安全なオンライン診療の違い、怪しいサービスと正規サービスの見分け方、そして信頼できるオンライン診療サービスを紹介します。
アフターピルのオンライン処方は本当に安全?
結論:正規のオンライン診療なら安全
まず明確にしておきたいのは、日本の医療機関が提供する「オンライン診療」は完全に合法かつ安全だということです。
オンライン診療は厚生労働省が定める「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に基づいて運営されています。アフターピル(緊急避妊薬)についても、産婦人科専門医または厚生労働省が指定する研修を受けた医師が診察を行い、正規の医薬品を処方する仕組みが整っています。
出典:厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針に基づく緊急避妊に係る取組について」
オンライン診療で処方されるアフターピルは、病院の窓口で処方されるものと全く同じ正規品です。「ネットで買う」という点だけを見ると不安に感じるかもしれませんが、医師の診察を経て処方される点は対面診療と変わりません。
危険なのは「個人輸入」「海外通販」
一方で、絶対に利用してはいけないのが「個人輸入代行サイト」「海外通販」です。
これらは「オンライン診療」とは全くの別物です。医師の診察がなく、海外から直接薬が送られてくる仕組みで、偽造品や粗悪品が混入するリスクが極めて高いとされています。
| 比較項目 | 正規のオンライン診療 |
|---|---|
| 医師の診察 | あり(必須) |
| 処方される薬 | 国内承認薬・正規品 |
| 発送元 | 国内の医療機関・提携薬局 |
| 法的根拠 | 厚生労働省のガイドラインに準拠 |
| 安全性 | 対面診療と同等 |
| 比較項目 | 個人輸入・海外通販 |
|---|---|
| 医師の診察 | なし |
| 処方される薬 | 品質保証なし(偽造品リスク) |
| 発送元 | 海外(配送遅延リスク) |
| 法的根拠 | 医薬品医療機器等法に抵触の可能性 |
| 安全性 | 極めて危険 |
「安い」「診察なしで買える」という理由で個人輸入を選ぶ方もいますが、アフターピルは時間との勝負です。海外からの配送では到着まで1〜2週間かかることもあり、有効時間内に届かないリスクがあります。また、届いた薬が偽物であれば避妊効果は期待できません。
絶対にダメ!危険なアフターピル入手方法
個人輸入代行サイトの偽薬リスク
個人輸入代行サイトで販売されているアフターピルには、偽造品や粗悪品が含まれている可能性があります。
日本製薬工業協会によると、途上国では医薬品流通量の10〜30%が偽造品であると報告されています。また、厚生労働省の調査では、インターネットで購入したED治療薬のうち約4割が偽造品だったというデータもあります。
偽造医薬品の問題点は以下の通りです。
・有効成分が含まれていない、または量が不十分で避妊効果が得られない
・不純物や有害物質が混入している可能性がある
・不衛生な環境で製造されている可能性がある
・副作用が出ても適切な対処ができない
・製造元が不明のため、被害が発生しても責任追及ができない
「見た目は本物そっくり」の偽造品も多く、素人が真贋を見分けることは困難です。「安いから」という理由で個人輸入を選ぶと、避妊失敗だけでなく健康被害のリスクも負うことになります。
メルカリ・SNSでの購入は違法
フリマアプリやSNSでアフターピルを購入・販売することは違法行為です。
医薬品医療機器等法(薬機法)では、医薬品の無許可販売は禁止されています。過去には、Twitterで「アフターピル」「即日発送」と投稿し、フリマアプリを決済手段に悪用して販売した男が逮捕された事例もあります。
出典:メルカリヘルプセンター「医薬品、医療機器(禁止されている出品物)」
SNSで「アフターピル譲ります」「安く売ります」といった投稿を見かけても、絶対に連絡を取らないでください。そもそも違法行為であることに加え、届く薬が本物である保証は全くありません。
メルカリ、ラクマなどのフリマアプリでは医薬品の出品は禁止されています。「時計」「サプリ」などに偽装して出品されていることもありますが、購入した側も罪に問われる可能性があります。
海外から届く薬は成分不明
海外から直接送られてくる医薬品は、日本の品質基準で検査されていません。
日本国内で流通している医薬品は、厚生労働省の承認を受け、品質・有効性・安全性が確認されています。しかし、海外からの個人輸入品にはこうした品質保証がありません。
特に問題なのは、パッケージは本物そっくりでも中身が全く違うというケースです。有効成分が入っていない「偽薬」だけでなく、何が入っているかわからない「成分不明の薬」が届く可能性もあります。
アフターピルは体内に取り入れる医薬品です。「安いから」「診察が面倒だから」という理由で、成分不明の薬を服用するリスクを冒す価値はありません。
正規のオンライン診療とは?
日本の医師免許を持つ医師が診察
正規のオンライン診療では、日本の医師免許を持つ医師がビデオ通話や電話で診察を行います。
アフターピルの処方については、厚生労働省のガイドラインで「産婦人科専門医」または「厚生労働省が指定する研修を受講した医師」が診察を行うことが定められています。
診察では以下のような内容が確認されます。
・性行為からの経過時間
・最終月経日
・アレルギーの有無
・現在服用している薬
・既往歴(過去の病気)
・妊娠の可能性
これらの確認を経て、医師が処方の可否を判断します。診察時間は5〜10分程度と短いですが、これは「簡易診察」ではなく、必要な情報を効率的に確認しているためです。
国内承認薬を処方
正規のオンライン診療で処方されるのは、日本で承認された医薬品です。
日本で承認されているアフターピルは以下の通りです。
| 薬剤名 | ノルレボ錠(先発品) |
|---|---|
| 有効成分 | レボノルゲストレル |
| 有効時間 | 性行為後72時間以内 |
| 承認状況 | 国内承認薬 |
| 薬剤名 | レボノルゲストレル錠(ジェネリック) |
|---|---|
| 有効成分 | レボノルゲストレル |
| 有効時間 | 性行為後72時間以内 |
| 承認状況 | 国内承認薬 |
なお、120時間有効なエラワン(エラ)は日本では未承認ですが、医師の責任のもと自由診療として処方することは認められています。正規のオンライン診療クリニックで処方されるエラワンは、海外の正規ルートから仕入れた本物の医薬品です。
厚生労働省のガイドラインに準拠
正規のオンライン診療は、厚生労働省が定める「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に基づいて運営されています。
このガイドラインでは、オンライン診療を行う医療機関の要件、医師の資格要件、診察の方法、処方の方法などが細かく定められています。緊急避妊薬については、初診からオンライン診療で処方できることも明記されています。
2026年2月2日から、薬局でもアフターピル(ノルレボ)が購入できるようになりました。ただし、薬局で買えるのは72時間ピルのみで、120時間ピル(エラワン)が必要な場合や、深夜・休日で薬局が開いていない場合は、オンライン診療が有効な選択肢となります。
安全なオンライン診療の見分け方5つ
「正規のオンライン診療」と「怪しいサービス」を見分けるポイントを5つ紹介します。
①運営元のクリニック情報が明記されている
安全なオンライン診療サービスは、運営元の医療機関情報が明確に記載されています。
確認すべき情報は以下の通りです。
・医療機関名(クリニック名)
・所在地(住所)
・電話番号
・開設者名(院長名)
・医療機関の届出番号
これらの情報が記載されていないサービスや、記載があっても架空の情報である可能性がある場合は利用を避けてください。「どこの誰が運営しているかわからないサービス」は、トラブルが発生した際に責任の所在がわからなくなります。
②医師の診察が必ずある
正規のオンライン診療では、必ず医師による診察が行われます。
「診察なしで薬だけ買える」というサービスは、正規のオンライン診療ではありません。アフターピルは医師の処方が必要な医薬品であり、診察なしで販売することは違法です。
診察の方法はビデオ通話(顔が見える状態)または電話での問診が一般的です。チャットのみで完結するサービスもありますが、必ず医師とのやり取りが含まれています。
③処方される薬が国内承認薬
処方される薬が国内承認薬または正規ルートで仕入れた医薬品であることを確認しましょう。
国内承認のアフターピルは「ノルレボ錠」と「レボノルゲストレル錠」です。120時間有効な「エラワン(エラ)」は日本では未承認ですが、医師の判断で処方されることがあります。この場合も、正規のクリニックであれば海外の正規ルートから仕入れた本物を処方しています。
サービスのWebサイトに「処方する薬の種類」や「薬の仕入れルート」についての説明がない場合は、問い合わせて確認することをおすすめします。
④料金が明確(診察料・薬代・送料)
安全なサービスは、料金体系が明確です。
確認すべき料金は以下の通りです。
・診察料(初診料)
・薬代
・配送料(通常配送・速達便など)
・その他手数料(システム利用料など)
合計でいくらかかるのかが事前にわかるサービスを選びましょう。「薬代○円〜」としか書いておらず、診察後に追加料金が発生するようなサービスは注意が必要です。
アフターピルのオンライン診療の相場は、72時間ピルで8,000〜15,000円、120時間ピルで10,000〜17,000円程度です。極端に安い場合は偽薬のリスクを疑い、極端に高い場合は不当な価格設定の可能性があります。
⑤問い合わせ窓口がしっかりしている
問い合わせ窓口が明確に設置されていることも重要なポイントです。
安全なサービスは、電話番号、メールアドレス、問い合わせフォームなど、複数の連絡手段が用意されています。また、問い合わせへの対応時間も明記されているのが一般的です。
万が一、薬が届かない、体調が悪くなったなどのトラブルが発生した場合に、すぐに連絡が取れるかどうかは非常に重要です。連絡先が不明瞭なサービスや、問い合わせても返信がないサービスは避けてください。
信頼できるオンライン診療おすすめ3選
上記の「安全なオンライン診療の見分け方」を満たしている、信頼できるサービスを紹介します。
いずれも日本の医師が診察を行い、国内正規ルートで薬を配送するサービスです。
緊急アフピル(婦人科運営で安心)
緊急アフピルは、婦人科が運営するアフターピル専門のオンライン診療サービスです。
| 運営 | 婦人科クリニック運営 |
|---|---|
| 診療時間 | 24時間対応 |
| 医師の診察 | あり(電話またはビデオ) |
| 処方薬 | 72時間ピル・120時間ピル |
| 料金 | 72時間:8,778円〜 / 120時間:16,500円 |
| 配送 | 通常配送(翌日到着)・エクスプレス便(最短1時間) |
婦人科が運営しているため、医療面での信頼性が高いのが特徴です。女性スタッフによる対応で、緊急時でも安心して相談できます。
\ 婦人科運営だから安心 /
ソクピル(医師による丁寧な診察)
ソクピルは、アフターピル専門のオンライン診療サービスで、24時間365日対応しています。
| 運営 | 医療法人運営 |
|---|---|
| 診療時間 | 24時間対応 |
| 医師の診察 | あり(最短3分) |
| 処方薬 | 72時間ピル・120時間ピル |
| 料金 | 72時間:8,800円 / 120時間:16,500円 |
| 配送 | 17時までの決済で原則翌日到着 |
診療時間は最短3分とスピーディーですが、必要な確認事項はしっかりと行われます。深夜や休日でも対応しているため、緊急時に頼りになるサービスです。
\ 24時間いつでも相談OK /
エニピル(24時間電話相談対応)
エニピルは、24時間365日診療に対応したオンラインクリニックです。
| 運営 | 医療法人運営 |
|---|---|
| 診療時間 | 24時間対応 |
| 医師の診察 | あり(電話診察) |
| 処方薬 | 72時間ピル・120時間ピル |
| 料金 | 72時間:10,978円 / 120時間:10,978円〜 |
| 配送 | 当日発送・東京23区は最短60分(バイク便) |
エニピルの特徴は、120時間ピル(エラ)が比較的安価で処方される点と、電話での丁寧な対応です。問診票を送信後、30分以内に医師から電話がかかってくるスピード感も魅力です。
\ 電話で丁寧に対応 /
3サービス比較表
| サービス名 | 緊急アフピル |
|---|---|
| 72時間ピル料金 | 8,778円〜 |
| 120時間ピル料金 | 16,500円 |
| 最短配送 | 最短1時間 |
| 特徴 | 婦人科運営で安心 |
| サービス名 | ソクピル |
|---|---|
| 72時間ピル料金 | 8,800円 |
| 120時間ピル料金 | 16,500円 |
| 最短配送 | 翌日到着 |
| 特徴 | 最短3分診療 |
| サービス名 | エニピル |
|---|---|
| 72時間ピル料金 | 10,978円 |
| 120時間ピル料金 | 10,978円〜 |
| 最短配送 | 最短60分(23区) |
| 特徴 | 120時間ピルが安い |
よくある質問(FAQ)
はい、正規のオンライン診療で処方されるアフターピルは本物です。国内承認薬(ノルレボ、レボノルゲストレル)または海外の正規ルートから仕入れた医薬品(エラワン)が処方されます。個人輸入や海外通販とは異なり、医療機関を通じた正規の処方であるため、品質は保証されています。
最大の違いは「医師の診察があるかどうか」です。オンライン診療は日本の医師が診察を行い、処方の可否を判断します。一方、個人輸入は医師の診察なしで海外から直接薬を購入する方法であり、偽造品のリスクが高く、違法となる可能性もあります。
サービスや配送方法によりますが、通常配送であれば翌日〜翌々日に届きます。東京23区内などでバイク便を利用すれば、最短1時間で届くサービスもあります。アフターピルは服用が早いほど効果が高いため、急いでいる場合は速達便を利用することをおすすめします。
2026年2月2日から、一部の薬局でアフターピル(ノルレボ)が購入できるようになりました。ただし、薬局で購入できるのは72時間ピルのみで、120時間ピル(エラワン)は取り扱いがありません。また、薬局が近くにない場合や、深夜・休日で営業していない場合は、オンライン診療が有効な選択肢となります。
オンライン診療であれば、誰にも会わずに処方を受けられます。また、配送時の品名を「雑貨」「サプリメント」などと記載してくれるサービスもあり、プライバシーに配慮した対応がされています。保険適用外のため、健康保険証の利用履歴から家族にバレる心配もありません。
まとめ:正しい知識で安全にアフターピルを入手しよう
この記事では、アフターピルのオンライン処方の安全性と、怪しいサービスの見分け方について解説しました。
・正規のオンライン診療は、対面診療と同等の安全性で処方を受けられる
・「個人輸入」「海外通販」「SNS購入」は偽造品リスクが高く、絶対に避けるべき
・安全なサービスの見分け方は「運営元の明記」「医師の診察あり」「国内承認薬」「料金明確」「問い合わせ窓口」の5つ
・アフターピルは服用が早いほど効果が高い
「怪しい」と感じるのは正しい警戒心ですが、その「怪しさ」を感じるべきなのは個人輸入や海外通販であって、正規のオンライン診療ではありません。
緊急避妊が必要な状況で、「怪しいかも」という不安から行動が遅れてしまうのは本末転倒です。信頼できるサービスを見極めて、速やかに処方を受けることが大切です。
\ 正規のオンライン診療で安全に処方 /
この記事は一般的な医療情報を提供するものであり、医師の診断・治療に代わるものではありません。緊急避妊が必要な場合は、速やかに医療機関またはオンライン診療を受診してください。体調に異変を感じた場合は、必ず医師にご相談ください。
