彼氏と一緒に性病検査を受けたい…でも言い出せないあなたへ
「彼氏と一緒に性病検査を受けたいけど、どう切り出せばいいかわからない」
そんな悩みを抱えていませんか？
性病検査の話題は、どんなに仲の良いカップルでも切り出しにくいものです。「浮気を疑っていると思われたらどうしよう」「そんなこと言ったら嫌われるかも」——そんな不安が頭をよぎるのは当然のことです。
でも、大切な人との未来を考えるからこそ、お互いの健康を確認することはとても大切なステップです。実際に、結婚や妊娠を考え始めたタイミングで、カップルで性病検査を受ける人は増えています。
この記事では、彼氏に検査を提案する具体的な切り出し方から、カップルで検査を受ける方法、おすすめの検査サービスまで、あなたの不安を解消する情報をお届けします。
この記事でわかること
・カップルで性病検査を受けるべき理由
・彼氏への自然な切り出し方とトークスクリプト
・彼氏が嫌がった場合の対処法
・カップルで検査を受ける3つの方法
・郵送検査キットのメリットとおすすめサービス
・検査結果が陽性だった場合の対応
なぜカップルで性病検査を受けるべきなのか
まずは、「なぜ二人で検査を受ける必要があるのか」を理解しておきましょう。彼氏に説明するときにも、この理由を伝えることで納得してもらいやすくなります。
性病は症状がないまま感染していることも
性感染症の多くは、感染しても自覚症状がほとんど出ないことがあります。特にクラミジアは「サイレント・インフェクション（静かな感染）」とも呼ばれ、感染者の約50〜80%は無症状とされています。
つまり、「症状がないから大丈夫」とは言い切れないのです。過去の交際相手から感染していて、自分も彼氏も気づかないままというケースは珍しくありません。
ピンポン感染を防ぐために二人で検査が必要
性感染症は、パートナー間で「ピンポン感染」を起こしやすいという特徴があります。ピンポン感染とは、卓球のラリーのように、お互いに感染させ合ってしまう状態のことです。
たとえば、あなたがクラミジアに感染していて治療を受けたとしても、彼氏が感染したままであれば、性行為によって再び感染してしまいます。だからこそ、カップルで同時に検査を受け、もし感染していれば二人同時に治療することが大切なのです。
結婚・妊活前の「ブライダルチェック」として
最近では、結婚や妊娠を考え始めたタイミングで、カップル揃って性病検査を受ける「ブライダルチェック」が一般的になってきています。
特に女性の場合、クラミジアなどの感染症を放置すると、卵管炎を起こして将来の不妊の原因になることがあります。また、妊娠中に感染していると、赤ちゃんに影響が出る可能性もあります。
結婚や妊活の前に二人で検査を受けることは、お互いを大切にしている証拠でもあり、将来への責任ある行動です。
彼氏に性病検査を提案する方法｜切り出し方のコツ
「検査を受けたい」と思っても、彼氏にどう伝えればいいかわからない方は多いはず。ここでは、具体的な切り出し方とNGパターンを解説します。
NGな伝え方と誤解されやすいパターン
まず、避けた方がいい伝え方を確認しておきましょう。
NGパターン
・「あなた、浮気してない？だから検査受けてよ」→ 疑いの言葉は関係を悪化させる
・「私、なんか症状があって…あなたも検査して」→ 彼氏を責めているように聞こえる
・「検査受けないなら別れる」→ 脅しは逆効果
・深刻な雰囲気で突然切り出す → 彼氏を驚かせてしまう
検査を受けたいという気持ちは正当なものですが、伝え方を間違えると、彼氏に「疑われている」「責められている」と感じさせてしまう可能性があります。
自然に切り出せるタイミングと場面
検査の話を自然に切り出しやすいタイミングがあります。以下のような場面を活用しましょう。
| タイミング | 具体的な場面 |
|---|---|
| 将来の話をしているとき | 結婚、同棲、子どものことなど、二人の未来について話している流れで |
| 健康診断の話題が出たとき | 会社の健康診断や、友人の検査の話をきっかけに |
| テレビやSNSで性病の話題を見たとき | 「こういうのって気になるよね」と自然に話題にできる |
| 記念日や節目のとき | 「これからもずっと一緒にいたいから」という前向きな文脈で |
ポイントは、「疑い」ではなく「二人の未来のため」という前向きな文脈で伝えることです。
そのまま使える！具体的なトークスクリプト5選
「どう言えばいいかわからない」という方のために、そのまま使えるトークスクリプトを5パターン用意しました。あなたの状況に合わせて使ってみてください。
パターン1｜将来を見据えた提案
「ねえ、私たちこれからもずっと一緒にいたいじゃない？だから、お互い安心できるように、一緒に性病検査受けてみない？ブライダルチェックみたいな感じで」
パターン2｜健康管理の一環として
「最近、健康のこと気にするようになってさ。私も検査受けようと思うんだけど、一緒に受けない？症状なくても感染してることあるみたいだし、二人でやった方が意味あるみたい」
パターン3｜友人の体験をきっかけに
「友達がね、彼氏と一緒に性病検査受けたんだって。なんか最近そういうカップル多いみたい。私たちもやってみない？」
パターン4｜妊活を意識した提案
「将来、子どもほしいなって思ってるんだけど、妊活する前に性病検査受けた方がいいみたい。一緒に受けてくれると安心なんだけど、どうかな？」
パターン5｜軽いノリで提案
「ねえ、ネットで自宅でできる検査キットあるの見つけたんだけど、二人でやってみない？なんかゲームみたいで面白そう」
どのパターンにも共通しているのは、「あなたを疑っているわけではない」「二人の将来のため」「一緒に受けよう」という3つのメッセージです。
彼氏が嫌がった場合の対処法
提案したものの、彼氏が嫌がるケースもあるかもしれません。その場合の対処法を考えておきましょう。
彼氏が嫌がる理由として多いのは、以下のようなものです。
・「俺を疑ってるの？」という不信感
・「恥ずかしい」「病院に行きたくない」という心理的抵抗
・「面倒くさい」という億劫さ
・「自分は大丈夫」という根拠のない自信
これらの理由に対しては、以下のように対応することができます。
| 彼氏の反応 | 対応例 |
|---|---|
| 「俺を疑ってるの？」 | 「疑ってるわけじゃないよ。私も一緒に受けるし、お互い安心できたらいいなって思って」 |
| 「恥ずかしい」 | 「郵送キットなら自宅でできるから、誰にも会わなくていいよ」 |
| 「面倒くさい」 | 「私が全部手配するから、あなたは検体出すだけでいいよ」 |
| 「俺は大丈夫」 | 「症状なくても感染してることあるみたいだよ。念のため確認した方が安心じゃない？」 |
それでも応じてくれない場合は、まずあなただけでも検査を受けることを検討しましょう。あなたが先に受けることで、彼氏も「じゃあ俺も」となるケースもあります。
カップルで性病検査を受ける方法3選
カップルで性病検査を受ける方法は、主に3つあります。それぞれのメリット・デメリットを理解して、二人に合った方法を選びましょう。
方法①｜郵送検査キットを使う（最もおすすめ）
郵送検査キットは、自宅で検体（尿・膣分泌物・血液など）を採取し、検査機関に郵送することで性病の有無を調べられるサービスです。
カップルに郵送検査キットがおすすめな理由
・自宅で二人一緒に検査できる
・病院に行く恥ずかしさがない
・好きなタイミングで検査できる
・匿名で結果を確認できる
・ペアで注文すると割安になるサービスも
「病院に行くのは恥ずかしい」「忙しくて時間が取れない」というカップルには、最もハードルが低い方法です。
方法②｜病院・クリニックで一緒に受診する
婦人科、泌尿器科、性感染症科などの医療機関で検査を受けることもできます。
メリットとしては、医師に直接相談できること、検査と同時に治療も受けられることが挙げられます。一方で、「恥ずかしい」「待合室で他の患者と一緒になるのが嫌」と感じるカップルも少なくありません。
費用は保険適用の場合で3,000円〜5,000円程度ですが、自費診療の場合はそれ以上かかることもあります。
方法③｜保健所の無料検査を利用する
全国の保健所では、HIV検査を中心に性病検査を無料・匿名で受けられます。費用がかからないのは大きなメリットですが、検査日時が限られていること、HIV以外の検査項目が限定的なこともあります。
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 郵送検査キット | 自宅で完結、匿名可、恥ずかしくない | 陽性の場合は別途病院受診が必要 |
| 病院・クリニック | 医師に相談可、その場で治療可 | 恥ずかしさ、費用がかかる場合も |
| 保健所 | 無料、匿名 | 検査日時限定、項目が少ない |
郵送検査キットのメリットとおすすめサービス
カップルで性病検査を受けるなら、郵送検査キットが最もおすすめです。ここでは、その理由と具体的なサービスを紹介します。
郵送検査キットがカップルにおすすめな理由
郵送検査キットがカップルにおすすめな理由を、さらに詳しく解説します。
・二人で同時に注文・検査ができる
・自宅のリラックスした環境で検体採取
・「病院に行こう」よりも彼氏を誘いやすい
・結果はスマホで確認、書類が届かない
・コンビニ受け取りで同居家族にもバレない
特に、「病院に行くのは恥ずかしい」という彼氏を説得する場合、「自宅でできる検査キットがあるよ」と伝えることで、ハードルがぐっと下がります。
カップルで使えるおすすめ検査キット
予防会の郵送検査キットは、性感染症専門クリニックが運営する信頼性の高いサービスです。クラミジア・淋病・HIV・梅毒など主要な性病をカバーしており、男女それぞれに適した検査キットが用意されています。二人分を同時に注文できるので、カップルでの検査にぴったり。結果はWebで確認でき、陽性だった場合は提携クリニックで治療を受けられます。
STDバスターは、性病検査キットの専門サービスです。男性用・女性用それぞれに複数項目をまとめて検査できるセットが用意されており、カップルでの利用にも対応。検査精度が高く、プライバシーにも配慮されています。
検査でわかる主な性病と検査項目
性病検査を受ける際、「どの項目を検査すればいいの？」と迷う方もいるでしょう。ここでは、主な性感染症と検査項目について解説します。
クラミジア・淋病
日本で最も多い性感染症です。どちらも症状が出にくく、放置すると女性は不妊、男性は精巣上体炎の原因になることがあります。性器だけでなく、咽頭（のど）に感染していることもあるため、咽頭検査もセットで受けることをおすすめします。
HIV・梅毒
HIVは早期発見・早期治療で、感染していてもほぼ普通の生活を送れるようになっています。梅毒は近年感染者が増加しており、放置すると全身に症状が広がる危険な感染症です。どちらも血液検査で確認できます。
その他の性感染症
トリコモナス、カンジダ、B型肝炎、C型肝炎なども性行為で感染する可能性があります。特にB型肝炎は、妊娠・出産時に母子感染のリスクがあるため、妊活前に確認しておくと安心です。
どの項目を検査すべき？
迷ったら、主要な性病をまとめて検査できるセット検査がおすすめです。多くの郵送検査キットでは、クラミジア・淋病・HIV・梅毒をカバーした基本セットが用意されています。
おすすめの検査項目（カップル向け）
・クラミジア（性器・咽頭）
・淋病（性器・咽頭）
・HIV
・梅毒
※妊活を考えている場合は、B型肝炎も追加すると安心
検査結果が陽性だった場合の対応
万が一、検査で陽性（感染あり）の結果が出た場合、どうすればいいのでしょうか。慌てず、正しく対応することが大切です。
慌てないで！性病は治療できる
まず知っておいてほしいのは、ほとんどの性感染症は適切な治療で完治できるということです。クラミジアや淋病は抗生物質で治療でき、HIVも早期に治療を始めれば、ウイルスを抑えてほぼ普通の生活を送ることができます。
陽性だったからといって、パートナーを責めたり、自分を責めたりする必要はありません。大切なのは、早く治療を始めることです。
二人で同時に治療を受けることが大切
性感染症が見つかった場合、パートナーも一緒に治療を受けることが重要です。片方だけ治療しても、もう片方が感染したままだと、再び感染してしまいます（ピンポン感染）。
治療中は性行為を控え、治療が完了するまで二人で協力することが大切です。
治療後の再検査も忘れずに
治療が終わったら、3〜4週間後に再検査を受けて、陰性（治癒）を確認しましょう。再検査で陰性が確認されれば、安心して性行為を再開できます。
よくある質問（FAQ）
A. 伝え方次第です。「疑っている」のではなく、「二人の将来のために一緒に受けたい」「ブライダルチェックとして」という文脈で伝えれば、前向きに受け止めてもらえることが多いです。
A. まずはあなただけでも検査を受けて、「私は陰性だったよ。あなたも受けてみない？」と伝える方法があります。また、郵送キットなら「病院に行かなくていいよ」と伝えることで、ハードルが下がることもあります。
A. 信頼性の高い郵送検査キットは、医療機関と同等の検査精度を持っています。ただし、陽性だった場合は医療機関で確定診断・治療を受ける必要があります。
A. 郵送検査キットの場合、1人あたり5,000円〜15,000円程度が目安です。検査項目数によって変わります。病院の場合は保険適用で3,000円〜5,000円程度、自費診療の場合はそれ以上かかることもあります。
A. 郵送検査キットの場合、検体を郵送してから通常3〜7日程度で結果が確認できます。病院の場合は即日〜1週間程度です。
A. お互いを責めるのではなく、「見つかってよかった」「一緒に治療しよう」という姿勢が大切です。性感染症は誰が感染源かわからないことも多く、責め合っても意味がありません。
まとめ｜二人の未来のために、一緒に検査を受けよう
この記事では、彼氏と一緒に性病検査を受ける方法について、切り出し方から具体的な検査方法まで詳しく解説してきました。
記事のポイントまとめ
・性感染症は症状がなくても感染していることがある
・ピンポン感染を防ぐためにカップルで検査が必要
・「二人の未来のため」という前向きな文脈で切り出す
・郵送検査キットならハードルが低く彼氏も誘いやすい
・陽性でも治療可能、二人で同時に治療することが大切
性病検査の話を切り出すのは勇気がいることですが、それはあなたが彼氏との関係を大切に思っている証拠です。お互いの健康を確認し合うことは、二人の信頼関係をより深めるきっかけにもなります。
「今日こそ話してみよう」と思った今が、行動のベストタイミングです。まずは検査キットを注文して、「これ一緒にやってみない？」と声をかけてみませんか？
性感染症の診断・治療については、必ず医師にご相談ください。
